ニンジンスキーに捧ぐ

れっつキモヲタライフ

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メッシンガー

そういや先日ニュースでtwitterの役員だかプログラマだかの退任とかいうのちらっと見たのですが
そのなかで何とかメッシンガー氏(だったっけ?)がうんたらっていうのを見て
「この人のご先祖はメッシンゲンの出身なのかもしれない」とかうんたら考えてました。

メッシンゲンってのはドイツのヴュルテンベルクにある街で、このまえの取材渡航で行ったんですよ。
私がずっと滞在していたテュービンゲンからHZLで4駅目?ぐらいの近い場所にある街です。

んにゃ最初はぜんぜん候補に入れてなかったんですが、メッシンゲンのひとつ前にある
ネーレンっていう村がけっこう私の気に入ってる村で、ぼちぼち写真とか地形とか農道とか歩きつつ
確認しに行っていたのですが(そもそも農村部の取材のために行ってたもんで…)

「いっちょここから次の村まで歩いてみるか~~」と思い立ち歩いてたら、遠くの山に遺跡みたいなのが見えて
「うお!?なにあれ!?」って感じでずっと歩きまして

私的には南西方向に歩いていたはずが真南のメッシンゲンに到着してもうたっていう偶然話でした(長いねん)

ちなみにそこにある遺跡Burg Andeckには残念ながら到着できませんでした。同じ山に登ったのに
ハエだか虻だかにしつこくたかられて、ムキーってなって早歩きしてたら遺跡と別方向に行っちゃってました。
だから次行ったときにぜったいリベンジすると誓ってます。
なおその山から眺めるシュワーベンの景色がすごく綺麗で、写真を撮っているのでまた掲載しようと思います。

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そぉんなことを思い出しつつらくがきしていたマルグリットとマクシミリアンです。

こんど発行する予定の「妄執」っていう漫画で(去年少しネームとあらすじを掲載したのですが…)
大学生になったマックスがぼちぼち出てきます。主人公のエーリッヒの同室で
農村で農家出身の彼は差別主義者のエーリッヒに毎日ねちねちいびられてるというちょっと可哀想な境遇です。
好青年で温厚なマックスも、ちょっとエーリッヒにはよろしくない感情を抱いていきます。

当時、農村部の農家からギムナジウムへ行き大学生になるってのはとんでもないぐらいレアなことで
ほんと農村のなかでもとびぬけて秀才じゃないと行けない感じだったようです。
かれらは福音派なので村に小学校はありますが、おおむねその教育しか受けられなかったようです。

1954ki.jpg

農繁期

「ふぅ、ようやく小麦の刈り入れが終わったわ。手伝ってくれてありがとうね、マックス。
 ギムナジウムでもお勉強頑張っているのに、私のところへも手伝いに来てくれるなんて…」
「ううん、気にしないでよ。ほかになにか手伝えることはない?」
「今日のところはこれで充分よ。あとは裏庭のお野菜を少し収穫するぐらいかしらね。」
「そっか。」

「少し休憩しましょうか。あなたも私の横にどうぞ座って」
「う、うん」
「これ、パンとお水。好きなだけ食べてね。」
「ありがとう。」

「でも、大丈夫?あなたのお家はとても大きいし、うちの何倍も農地があるけれど…
 ほら、小麦のほかに葡萄とかとうもろこしとか色々育てているでしょう?」
「うちには家族以外にたくさん人手があるから、僕ひとりが欠けたところでどうってことないよ。
 …それよりも、マルガのところはおばさんが病気だし手伝わなきゃって思ったんだ」

「まあ…。あなたはほんとう昔からとても心優しい男の子だわ…。」(なでなで)
「そっ!!!そんなことないよっ…///」

****

「それじゃあ…僕そろそろ帰るね、またね」
「あっ、マックス!」
「なに?」

「あの、こんどの日曜日あなた予定入っているかしら?」
「えっ、特にないけど……」
「じゃあ、礼拝が終わったら私の家に来てくれる?」
「ええっ!?///」

「ちょうど裏庭のかぼちゃが熟れごろなの。あなたはたくさん手伝ってくれたし、
 それを使ってパンプキンパイを作ってあなたにご馳走したいと思うのだけど……どうかしら?」
「う、うそ。僕に!?マルガがパイをっ!?」
「ええ。お礼にしては小さすぎることかもしれないけれど……」

「ううん!!!嬉しいよ!行く!行くから!絶対に行くよっ!」
「ほんとう?じゃあこんどの日曜、待ってるわね。…あっ、このこと近所のお友達には内緒にしていてね?
 今日は本当にありがとうね。」
「うん、お疲れ様。日曜楽しみにしてるから!」


***


「お、マックスお前どこ行ってたんだよ。兄さんが葡萄の剪定のためにお前を探してたぞ」
「ごめんなさいゲオルク兄さん。ルドルフ兄さんは?」
「ああ、もうエミール(下男)に手伝わせてとっくに終わったみたいで裏庭で一杯やってるかもな」
「帰ってきたら謝らなくちゃ。」

「おう、お前やけに嬉しそうだな。なんかいいことでもあったのか?」
「えっ!?そ、そうかな?な、なんでもないよっっ」
「ははん、好きな女の子のところに手伝いにでもいってたんだろ?お前がわけもなく家の仕事を
 ほっぽり出すようなヤツじゃないのはわかってるんだぜ」
「えっ、そっ!それはっ!!///」

「あっはっは、お前わかりやすすぎだぞ。真っ赤じゃねえか。同い年のグレーテ?アンゲラ?それともメルツェデスか?(にやにや)」
「ち、ちがうよっ。ああもう、マルガのところに手伝いに行ってたのさ!」


「…え?マルガを?お前が…?」
「マルガのお母さんはたしか肺病でしょ?マルガの畑はそんなに大きくないけど、でも
 女の人が小麦を刈るのは大変かなって思ってさ……」
「……そ、そうなのか。で、作業は終わったのか?」

「うん。こんどの日曜、礼拝が終わったらお礼に僕にパイを焼いてくれるって…だから浮かれてたんだよ…。」
「へえ、パイを?お前に?」
「うん。かぼちゃを使ってパンプキンパイを作ってくれるって。ちょっとだけ兄さんたちのももらえたら貰ってくるよ」
「あ、ああ・・・。」


このあと、自分がマルガの収穫の手伝いに行けばよかったと後悔したゲオルクであった。

  1. 2016/02/07(日) 08:00:27|
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