ニンジンスキーに捧ぐ

れっつキモヲタライフ

¡Feliz cumpleaños!

~花屋にて~

カルロス「やあイサベル、元気にやってるかい?」
イサベル(友人)「あらカルロスじゃない。いらっしゃい。」

カ「あのさ、花束の予約ってできる?10日の夕方に取りに来たいんだけど」
イ「ええ、大丈夫よ。花の種類はどんなのがいいかしら?」
カ「俺花のことあんまり詳しくないから、きみのアドバイスが聞きたいんだ」

イ「そうなの。贈る人は?新しい恋人でもできたのかしら?」
カ「いんや、付き合ってるんじゃないけど…ルームシェアしてる子にさ。彼女が誕生日なんだよ。」
イ「ええっ、ただの同居人に花なんて贈るの?もっと簡単なのでいいんじゃない?」

カ「そりゃただの同居人かもしれないけど………わかるだろ?」
イ「ああ、はいはい。お盛んね。それで、どんな人なの?イメージとかで種類を提案できるかも。」

カ「…実はその子日本人なんだ。」
イ「うそー!以前日本の位置は中国大陸の中にあるんじゃないとか言ってたあなたが!」
カ「それは恥ずかしいから忘れてくれよ///」
イ「ああ、ごめんなさい(笑)いえ、ちょっとビックリしちゃったから。」

カ「俺日本人と付き合うどころか喋ったのも彼女が初めてで、どうすりゃいいかわからないんだ。」
イ「あら、あなたにしては随分弱気じゃない。いつも通りに突っ込めば?」
カ「そうしたいんだけど、なんていうか結構シャイというか大人しい子でさ、
  いきなり真っ赤なバラなんか贈られたら、きみだったら警戒しないかい?」
イ「う~ん…そうねえ…私もバラを貰うのは恋人だけね。」

カ「彼女が自然に喜びそうな花を贈ることができたら、ディナーに招待してイイ感じになって……」
イ「あーはいはい(うぜえ…)。それならユリなんかどうかしら。」
1591ki.jpg

カ「ああ、白ユリか!まるで荒んだ心を洗い流してくれるような美しさだね。最高だ。これにするよ。」
イ「わかったわ。赤はストレートに情熱の色だけど、白は心を穏やかにしてくれるのよ。
  彼女の誕生日は10日なの?」
カ「いや、11日なんだ。悲しいことに俺はその日の早朝からどうしてもカンタブリアへ野暮用で帰らなきゃならないんだ。
  だから正確にはディナーにも誘えないし、そもそも面と向かって渡すことができないんだけど…。」
イ「それなら10日に前祝いしちゃったらいいんじゃない?」

カ「それは…ちょっと無理かな。」
イ「あらどうして?」
カ「じかに渡せなくても絶対11日に俺はキメたい!」
イ「あっそう。好きにしてちょうだい。」



*******************************




よし子「ふぁあ…。(よしくん今日の私の誕生日覚えていてくれているかしら…?)」

部屋のドアを開けると…

よ「…?!まあ、なんて綺麗な百合かしら…!」
よ「これは……うそ、カルロスから…?(メッセージカードも一緒だわ。ええと…)」


******

ヴァイオラ「あら、ヨシコおはよう
よ「おはよう!」
ヴ「やだ、どうしたのその花束?綺麗なユリじゃない。」

よ「私、今日誕生日で…カルロスが私のお部屋の前に置いてくれていたみたい。」
ヴ「えっ、今日ヨシコの誕生日だったんだ!?おめでとー♥」
よ「ありがとう!あの、カルロスはもう地元に帰ってしまったかしら?お礼が言いたいんだけど…」
ヴ「そうみたいね。私が起きた6時過ぎにはもう車も無かったから。」

よ「そう……。彼がこんなプレゼントをくれるなんて全然予想だにしていなくてびっくりしてるんだけど…」
ヴ「ふふん、普通、誕生日と言えどただの同居人にこんなの贈らないけどね(ニヤニヤ)」
よ「えっ?」

ヴ「なんでもな~い。それより花瓶にさしてあげたほうがいいんじゃない?」
よ「そうね。綺麗な花瓶に挿してあげなくちゃ。」


********************


よ「"よしこへ。たんじょび おめでとうござます"」
よ「"よしこを いつもえがおで いてくれますよに" ………」

よ「(ふふ、間違いだらけ…でもこのために一生懸命日本語を勉強してくれていたのね…(じーん))」

1592ki.jpg



********************


~その頃よし男の賃貸部屋~

よし男「ふぁ~今日も疲れた~…お、いい匂い!」
歩美(同級生)「よっしーお帰りー。バイトお疲れさん。ごはん作っといたで。」

男「うおー、うまそー。なんかいつもありがとうな」
歩「ええよ、うちも夕方はヒマやし。お総菜買うより作った方が早いしお金もかからんやん?」
男「毎日これだけ料理の幅があるって素直に感心するなぁ。」

歩「なんやったらここに居候させてもらったらなんでも作ったるよ。家賃出せへんけど!(笑)」
男「え、マジで?歩美の手料理食えるんならそれでもいいかもなぁ」

男・歩「いっただきまーす!」


男「(…そういやなんか今日なんかの日だったよな…?)」
歩「よっしーどうしたん?」
男「んにゃ、なんでもない(何だったっけ?思い出せねえ…)」
歩「あそ。あ、お醤油取ってくるわ。」
男「おう」


男「なあ、歩美って誕生日いつだったっけ?」
歩「え、こんどの17日やでー。」

男「あ、そっか。お礼になんか奢るわ(ああ、歩美の誕生日のことうろ覚えしてたのかな)」
歩「やった~。高いの頼んだろ!(笑)」
男「おいおい、ほどほどにしてくれよな!」



♥お死埋♥


  1. 2013/09/07(土) 20:15:48|
  2. 未分類